研究科長より


 わが国の通信教育は発足後半世紀を経過しました。折りしもこの時期に急激な技術革新や産業構造の変化、さらに少子高齢化という社会現象により、 近年における経済及び社会の一大変化の中で通信教育はかつてない大転換期にさしかかっています。
 近年の情報革命の急激な進行は、通信教育にとって新たなニーズを呼びおこす大きな機会を提供しつつあります。特に最先端のマルチメディア、電子メール、ホームページ、インターネット等の活用は、 少数で高度な研究を行う大学院規模の教育において効果的な教育・学習手段となり、遠隔教育の面でも新展開が可能となっております。 こうした状況を背景に行われた平成9年12月の文部省の大学審議会による答申と、これを受けた平成10年3月の大学設置基準の改正は時宜に適ったものであります。 日本大学は他に先駆けて日本初の通信制大学院「総合社会情報研究科」を独立研究科として設置いたしました。


 本研究科は社会人に対する高度な専門知識の提供と再教育を行うことを目的とし、国際情報、文化情報、人間科学の3専攻を置き、 皆さんがそれぞれの分野について専門を深めるとともに、 実社会の中で目前の仕事に追われる社会人にとって厳しい現実を見つめながらも、そこから少し距離を置いた客観的な分析、 研究態度を身につける上でまたとない機会を提供します。
 また、在宅で研究を効率的・効果的に行うため、近年急速に発達し、普及しているパソコンに代表される情報メディアを活用するとともに、 衛星通信システム(NU-SAT)を完備した総合学術情報センターに本研究科を併設することで 進歩する情報技術の支援を受け、一段とレヴェルアップしたクオリティの高い大学院修士課程の教育を目指しております。情報メディアを駆使する本研究科は従来の通信制とはまったく異なる21世紀の新しい通信制大学院です。
 希望に燃える皆さんの入学を心から期待しております。