池上清子教授

「研究したことを,70億人の一人として,社会に還元していただきたいと思います。」

Q.オフラインでのエピソードは何かありますか?
 スクーリングの日の午後に,転んで足を怪我しました。我慢してアイスノンで冷やして凌いでいたのですが,懇親会になる頃には,腫れて歩けなくなりました。そうしましたら,学生さん達が,みんなで心配してくださり,近くの病院に電話して救急の窓口に連絡したり,親身になって助けてくれたのです。ほんとうに感謝しています。おかげさまで,すぐに病院に行ってレントゲンをとることができました。(靭帯損傷で,一月間はギブス,松葉つえの生活でした。今は,もう大丈夫です。)

Q.趣味,休日の過ごし方は?
 趣味は地唄の三絃です。50の手習いで始めました。お琴は父の尺八の趣味から,幼いころに習っていたので,邦楽には親しみがありましたが,一番の理由は,弦をおさえたり撥で弾いたりするので,指を動かすという「ぼけ防止」だったのです。1年に1曲を仕上げられれば良いというかなり緩い目標でお稽古してきました。それが,今では「清秋」という名前をいただき,国立劇場で襲名披露の曲を弾くことができました。一重に,師匠の山崎先生のおかげです。最近は1年に1曲も仕上げられずに,足踏み状態です。
 大学院の行事のない時は要介護5の母と一緒に過ごします。母の楽しみはひ孫に会うことです。

Q.志望者に向けて、一言お願いします
 チャレンジすることを決めたら,まず,ご自分のリサーチ・クエスション(研究テーマ)を決めてみてください。どんなテーマに持続的に興味を持ってきたのかを思い返してみてください。そして,今後もそのテーマだったら,楽しく学べるかを考えてください。楽しいことは,粘り強く続けられます。また,できれば,博士前期課程で研究したことを,修了後には70億人の一人として,社会に還元していただきたいと思います。