2019 総合社会情報研究科(後期) パンフレット
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 私たちは,科学技術の革新,社会制度の変革,知的パラダイムの転換等が急進展する状況下,政治・経済・社会が変りゆく状況と人間存在の奥底で世界観・倫理観・価値観が変質するという事態に向き合わざるをえません。 多くの不確実性要因を抱える流動的な世界にあって,人間の知も学問も変革を余儀なくされます。人間の行為が目指す理想,人間が世界を認識し世界の中で生きるための理論的な枠組みと価値体系,人間が世界の中で自己を位置づけるうえでのパラダイムが,根本的な再構築を必要としています。 社会の根本構造,人間が生きる理想・価値,世界を認識し導いていくべき目的や方向性,これらのもののラディカルな解体と再編成をドラスティックな形で遂行する課題を背負っているのが,学問です。すべての学問がそうであります。特に,社会や文化や人間存在を対象とする諸学問は切実な形でそうした課題を突きつけられています。 私たちの大学院,総合社会情報研究科の博士後期課程は,平成15年4月に設置されました。上述の課題を背負う諸学問を担う専門的な研究者を養成するためです。対象となるのは,現実のなかで働きながら,職業活動を通じて得られた貴重な体験を踏まえ,現代社会が要請する高度な最先端の専門的知識を創出しようとする意欲を持った社会人の方々です。 普遍的なパースペクティヴに立ち,それぞれの専門領域において,高い総合性と専門性とを兼ね備えた高度な知見に立って主導的役割を演じる社会的職業人および学問研究者の養成を目的とすること,これが博士後期課程設置の趣旨であり目的です。 社会人学生が「いつでも,どこでも」自由に研究を推進できるよう,授業・研究指導は,インターネットやマルチメディアを使用して行なわれます。指導目的は,特定分野に関する最先端の専門的知見を持ちながら,当該分野の問題を超えた普遍的な観点をもつことのできる学際的な視座を築くことです。このため,異分野の複数の教授からなる指導教員群が指導に当たります。 志操を堅固にして新しい学問の創出に意欲を燃やす方々を歓迎いたします。総合社会情報研究科博士後期課程設置の趣旨日本大学大学院総合社会情報研究科研究科長  階しな戸と 照てる雄おNIHON UNIVERSITY Graduate School of Social and Cultural Studies -Doctor’s Program in Distance Learning-4

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