古賀徹教授

「日本の若者には意欲がない・エネルギーがない」という言葉を強く否定したくなります。

Q.オフラインでのエピソードは何かありますか?
 「教育」を専攻している院生の皆さんで行なう自主的な研究発表会,合宿,飲み会などに参加させていただきました。学生とはいっても社会人。教員としてキャリアをもっているかた,管理職のかた,大学の教員ですでに十分な業績もお持ちのかた,様々な職業のかたが(全国から)一堂に会し,それぞれの関心から「教育」について熱く語り合う。通学制の大学院では味わえない緊張感と解放感とがそこにはあります。立場は異なるけど,「同じ」世界で活動している(研究している)。言うならば,学会で他大学の研究者と久々の再会を楽しむのと同じような感じでしょうかね。私にとっても貴重なつながりを持つ機会です。

Q.趣味,休日の過ごし方は?
 美術館・博物館に出かけて展示品をゆっくりみてまわるのが好きです。特によく行くのは乃木坂の国立新美術館や,葉山にある神奈川県立近代美術館。あとは寄席に行って落語を楽しむのが趣味ですかね。浅草,上野,新宿,横浜とお気に入りの寄席はいくつかあります。
 「活動」に参加したり,新たにつくりだすこともしています。地元横浜では,教育ボランティアをしたい学生さんと,支援が必要な子どもたちをマッチングさせるボランティア事業に加わらせていただいております。年末に一泊のキャンプをするんですけど,その実行委員会を立ち上げ,5月ぐらいから毎月2回ぐらい会議をして準備を進めます。生涯学習のための様々なセンターを活用し,教育委員会等の協力をとりつけ連携しながら「クリスマスキャンプ」という行事を行なっています。ボランティア学生さんをみると,「日本の若者には意欲がない・エネルギーがない」という言葉を強く否定したくなります。素晴らしい人たち,いっぱいいますよ。そういう人たちとの出会いも楽しんでいます。他には,仕事の終わった空き時間にスポーツをしたいという社会人のための活動場所もつくったりしています。
 以上のようなことをしていますので,休日も家でゆっくりくつろぐ時間はありません。

Q.志望者に向けて,一言お願いします
 自分の追究したいこと,究めたいなと思うことはある。それが形になるのかわからないと不安に思っていませんか? 自分の考えを発信してみる。アイディアを話してみる。他者に評価してもらう。他者の研究論文を読んでみる。そこから「形」がみえてくるかもしれません。もちろん「形」は変わるかもしれません。大学院では「研究」の「形」を学べます。お互いに評価しあうこともできます。そこからつくりだすことができる。いつか振り返ってみれば,そのひとつひとつがあなたが究めてきたものとなります。研究ベースで学ぶ機会は・・・人生において貴重です。