陸亦群教授

「日本語を選択したのは偶然です。」

Q.先生の経歴について教えてください。
 出身は,中国の上海です。上海外国語大学の付属中学・高校で学び,そこでみっちりと日本語や日本文化等について叩き込まれました。日本語を選択したのは偶然です。学校には日本語クラスの他に英語,フランス語,ドイツ語,ロシア語,スペイン語があるのですが,私が中学受験した年は日本語クラスだけの募集でした。軍隊生活のような厳しい寮生活でしたが,ここで兄弟のように育った学友達との思い出は私の財産の一つです。
 外交官を目指していましたが,やむをえない事情で断念し,進路を変更しました。もちろん,ショックではありましたが,「これも運命だ」と受け入れることができたのは,今振り返ってみても良かったと思います。
 まずは理系の学問を専攻しようと,上海の大学で電子工学を学びました。その後,日本では社会科学系の学問をと思い,経済学を専攻しました。経済学は,非常に肌に合っていました。寝る間も惜しんで勉強しましたが,楽しくて仕方がありませんでした。結果,博士学位を取得することができ,研究者としての道が開けました。

Q.インターネットを使った通信教育についてのご感想は?
 本学通信教育部において,2004年度からメディア授業,いわばe-Learningが始まりました。私はメディア授業国際経済論を担当しております。メディア授業とは,インターネット技術を活用した新しい形態の授業で,時間的・空間的制約を乗り越えて学習できるのが大きな特徴です。もう一つの特徴は反復学習です。e-Learning学習には受講順序があり,章やテーマを順番に進んで学習していきますが,一度学習した内容を,後から自由に学習することもできます。
 通信教育部e-Learningのコミュニケーションツールは主に講義用ディスカッションボードを使っています。講義用ディスカッションボードは,学生同士,学生と講師が情報交流を行う場所ですが,講座の授業進行上の重要なお知らせも掲載しますので,学習サポートに大きな役割を果たしています。サイバー大学院のシステムには,双方向コミュニケーションツールなどの対面的な要素を加えていますので,教育効果,サポート効果が大いに期待されます。